面接の受け方
書類選考を通ると次のステップは応募先での試験となります。面接だけの企業もありますが、同時に筆記試験を行う企業もあります。筆記試験はあくまで面接をフォローする位置づけですが、能力を試されることには違いありません。出来る限り対策をしましょう。試験に向かう前に、書類が通った段階で企業から筆記試験の有無について連絡があるかと思います。日時のみで特に無い場合はどのような試験があるか質問しても特に問題がありません。
面接の流れ
- 1. 訪問・待合
- 待機室で雑誌を読む、喫煙するなどの行動は避けます。どこで見られているかわかりません。応募先のパンフレットを渡されたらそれを呼んでおとなしく待つようにしましょう。
- 2. 入室
- ノックをしてから入室します。自分の名前を名乗り、相手に促されてから着席しましょう。
- 3. 質疑応答
- 質問にはハキハキした口調で答えましょう。実体験などを含め、具体的に話すとわかりやすいでしょう。面接の最後にはこちらから質問できることが多いです。ここでは賃金などに関する質問はしないこと。賃金の交渉は相手から具体的に提案があってから始めましょう。
- 4. 退室
- 面接の機会をもらえた事について、感謝を伝え、合否の連絡が来る時期を明確にしておきましょう。
評価ポイント
- ・意欲・意気込み
- 新しい職場・仕事での意気込みは未経験の職種や業種に応募した場合に、実務能力よりも重要な項目となるかも知れません。意欲の感じられない転職者は能力の評価の前に問題外となるでしょう。意気込みは応募前の企業研究をしっかりと行っているかが判断基準となります。つまり、会社の事業、応募職種の業務を理解し、どこに関心を持ち応募したのかが判断基準の1つとなるのです。応答の声、態度、目線などにも明確に現れるので注意しましょう。
- ・目標・ビジョン
- 会社に入り何がしたいのか、何を目指しているのかがハッキリしないと、多数応募した中の一社に過ぎない、単なる憧れからの応募、などと思われてしまいます。将来の目標や夢の話は難しいかもしれませんが、入社後はどんな仕事をしたいのかなるべく具体的に答えましょう。
- ・実務能力
- 転職者の場合は、即戦力を求められます。実務能力が採用の基準に達しているのかは非常に重要となります。今までの業務経験を質問され、募集した人材とマッチしているのかを見極められます。今までの経験に関することは必ず質問される。実績、知識、スキルを具体的に伝え、自分が募集した職種に合った人材であることを伝えたいものです。
- ・人間性・職場適応性
- 当然だが仕事は一人で行うものではなく、同僚と力を合わせて進めるものです。協調性や人間性を見て、社風にある人材かどうかを見られます。人間性というのは行動の端々に出るものなので、立ち振る舞いや表情、視線に注意し、圧迫面接でもうろたえる事のないように心して臨むようにしましょう。
筆記試験
- ・知識試験
- 採用する人材が持っていて欲しい知識の試験。経験をつんだ職種でも、いざ問われるとわからないことが多いので、自信があっても知識を整理しておいた方がよいでしょう。
- ・一般常識試験
- 急な対策の仕様がない試験ですが、時事問題が出ることも多く、応募した業界内でのニュースを確認しておいたほうが良いでしょう。
- ・適正試験
- 職場適正、学習力、判断力など人間的な基礎能力を試されます。就職試験問題集の文章理解問題・数的推理問題などを解くのが対策になるでしょう。
- ・作文試験
- 表現力や論理性、思考性といった事を試される試験。誤字や脱字があっては内容以前となってしまうので要注意です。 課題は当日言われることが多いですが、業種や職種に関係したことについてとなるのがほとんどです。自分の経験に結び付けると書きやすいでしょう。